こんにちは、ユース鍼灸整骨院です。
皆さんは、ベルトロッティ症候群についてご存知ですか?
「原因不明の腰痛」と診断された人が、精密検査を受ける中でそのように診断されるケースがあります。
先天的な脊椎の変異と当院での治療法について、わかりやすく解説します。
この記事のポイント
- ベルトロッティ症候群は腰椎と仙骨の移行部に生じる先天的な解剖学的変異
- 一般人口の約4〜8%に存在するとされるが、見逃されやすい
- 若年層〜中年層の慢性腰痛の原因として注目されている
- 手術を勧められる場合もあるが、当院の治療で痛みの改善が可能
ベルトロッティ症候群とは?
ベルトロッティ症候群(Bertolotti syndrome)とは、最下位腰椎(通常はL5)が仙骨または腸骨と部分的または完全に癒合する先天性の解剖学的変異によって生じる、腰仙部の疼痛を特徴とする症候群です。
この異常な椎体を「移行椎(lumbosacral transitional vertebra:LSTV)」と呼びます。
1917年にイタリアの放射線科医マリオ・ベルトロッティ(Mario Bertolotti)が初めて報告したことから、この名前がついています。
一見すると珍しい疾患のように思えますが、実際には一般人口の約4〜8%に存在すると報告されており、決して稀ではありません。
症状が慢性腰痛として曖昧に現れることが多く、長期にわたって「原因不明の腰痛」として見過ごされ、MRIなどの精密検査で指摘されるケースがあります。
発症のメカニズム
人間の脊椎は、通常7つの頸椎、12の胸椎、5つの腰椎、そして仙骨・尾骨という構成になっています。腰椎と仙骨の境界部分(腰仙移行部)は、構造的に大きな負荷がかかる部位です。
ベルトロッティ症候群では、最下位腰椎の横突起が異常に拡大し、隣接する仙骨や腸骨と偽関節や完全癒合を形成します。この変異によって、本来自由に動くべき脊椎分節の運動が制限され、隣接する椎間板や関節に過剰な負荷がかかるようになります。
移行椎の分類として広く使われているのが「カッシディ分類(Castellvi分類)」です。これは横突起の形態や仙骨との接触の程度によってType I〜IVに分類するもので、Type IIIやIVのような完全癒合型では可動性が失われ、症状が出やすいとされています。
カッシディ(Castellvi)分類について
Type I:横突起の肥大(形成異常)
Type II:偽関節形成(片側または両側)
Type III:完全骨性癒合(片側または両側)
Type IV:片側が偽関節、反対側が完全癒合の混合型
主な症状
症状の現れ方は個人差が非常に大きく、まったく無症状の人もいれば、日常生活が困難になるほどの慢性疼痛を抱える人もいます。
- 腰仙部痛:腰の下部〜仙骨付近の持続的または断続的な痛み
- 下肢への放散痛:臀部や太ももへ広がる神経痛様の痛み
- 可動域制限:腰の回旋・側屈動作での痛みや可動制限
- 神経症状:しびれ・脱力感(偽関節部での神経刺激)
- 運動時増悪:長時間の立位・歩行・スポーツで悪化
- 安静時痛:重症例では夜間や安静時にも持続する痛み
特徴的なのは、若年層(10代後半〜30代)に発症することが多い点です。通常の変性疾患による腰痛は中高年に多いのに対し、ベルトロッティ症候群は先天的な変異が基盤にあるため、比較的若い年齢層での発症が目立ちます。特にスポーツを活発に行う若者に多く見られ、「スポーツをしている若い患者の慢性腰痛」の鑑別診断として重要な疾患のひとつです。
診断方法と整形外科的な対処法
診断の基本はX線撮影です。腰仙移行部の正面・側面像を撮影することで、横突起の肥大や仙骨との接触状況を確認できます。ただし、X線単独では変異の詳細や偽関節の形態を把握しきれない場合があります。
より精密な評価にはCT(コンピュータ断層撮影)が有用で、骨性の癒合や偽関節の形態を三次元的に把握できます。一方、MRI(磁気共鳴画像)は椎間板変性や神経への圧迫、周囲軟部組織の炎症を評価するのに優れています。
また、診断的治療として局所麻酔薬の注射(ブロック注射)を偽関節部に行い、疼痛が一時的に消失すれば、そこが症状の起源であることを確認できます。
【整形外科的アプローチ】
①保存療法(薬物療法・物理療法)
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)や筋弛緩薬による疼痛管理、温熱療法・超音波療法などの物理療法を行います。
②運動療法・リハビリテーション
体幹深部筋(インナーマッスル)の強化、柔軟性の改善、姿勢矯正などを行います。腰部への負担を軽減することで症状の改善を目指します。
③ブロック注射(注射療法)
偽関節部へのステロイド・局所麻酔薬の注射により、炎症の軽減と疼痛のコントロールを図ります。効果が持続する場合は繰り返し実施されることもあります。
④高周波熱凝固法(RF ablation)
偽関節部の痛みの神経を高周波で焼灼する低侵襲な治療法です。比較的長期間の除痛効果が期待できます。
⑤手術療法
保存療法に抵抗する重症例では、偽関節の切除(減圧術)または脊椎固定術が検討されます。手術適応は慎重に判断されます。
早く治したいのに⋯「なかなか治らない」のには理由がある
もしあなたの腰痛が薬、注射、リハビリなどでなかなか改善しない場合、診断された部位や痛みの表面にだけにアプローチしている可能性があります。
当院では骨の変形は治せません。しかし、痛みの原因を明らかにして他の部位から治療することが出来ます。
先天的に癒合している部位があるということは、その周囲の関節や筋肉、そこを感じ取っている神経にも問題があるということになります。
我々の治療経験をもとに考えると、痛みの原因になっている部位は1つに限定されることはとても少ないです。周囲の様々な組織の循環障害や重心バランスの乱れが影響していることが多いのです。
当院は初回のカウンセリング・検査に十分な時間をかけて、症状の本当の原因を特定してから施術に入ります。組織の循環障害や重心バランスを整えていくことで、お悩みの症状が根本から改善していきます。
ベルトロッティ症候群が「なかなか治らない」と感じたらぜひ一度ご相談を!
その痛みを取り除く手助けができる可能性が十分にあります!
院情報
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・埼玉県さいたま市見沼区東大宮4丁目1−4 トライフォース 2F
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