寒さを感じる季節に起こりやすい坐骨神経痛ですが、皆さんはどんな方法で対処していますか?
腰からお尻、足にかけて痺れが走る…。
そんな症状が出た場合は冷やしたほうが良いのでしょうか?それとも湿布?痛み止め?様々な方法が思い浮かびます。
坐骨神経とは、腰椎・骨盤から出る神経が集まってできたとても太い神経です。
お尻から太ももの裏を通り、足の裏まで続く、とても長い神経になります。
現代の生活では、長時間座っていることが多く、運動不足になりがちなため、坐骨神経に沿った痛み(坐骨神経痛)が起きやすい環境にあります。
そして秋から冬頃、寒さを感じる季節になると相談が増えてきます。
このページでは、坐骨神経痛が出たときの対処法をお伝えしていきます!
1.アイシングをしたほうがいい?
アイシングとは、炎症や痛みのある部位を冷やすことで、患部の血流や神経の伝達を一時的に抑える方法です。スポーツのケガや急性痛、腫れに対して用いられることが多く、坐骨神経痛の一部にも有効なケースがあります。
急性期における基本的なアイシングは、以下の通りです。
- 冷却時間:15〜20分間が目安
- 間隔:1〜2時間あけて、1日数回
- 保護:タオルを巻くなどして、直接肌に当てない
アイシングが有効なのは急性期!
突然強い痛みが出た直後や、患部が熱を持って腫れているような状態は「急性期」と呼ばれる時期です。
この時期は炎症がどんどん広がろうとしているタイミングなので、アイシングが力を発揮します。冷やすことで余計な炎症の広がりを抑え、痛みがひどくなるのを防ぐことができます。
症状が出てから2〜3日ほど続きます。
慢性期は温める!
症状が何週間、あるいは何ヶ月も続いている場合は「慢性期」に入っています。
この時期は炎症ではなく、うまく血液が回っていない血流障害が原因で症状が出ています。
この状態でアイシングを続けてしまうと、さらに血流が悪くなり、筋肉はますます硬くなってしまいます。
どの疾患もそうですが、慢性期には患部にしっかり血液を送って、酸素や栄養を届けることが回復への近道です。
お風呂にゆっくり浸かったり、温熱パッドやカイロを使ったりして温めることで、血管が広がって血流が良くなります。すると筋肉の緊張がほぐれて、痛みも和らぎます。
また、無理のない範囲での運動も大切です。体を動かすことで筋肉の柔軟性が高まり、神経への圧迫も軽くなっていきます。
1日30分程度の軽いウォーキングが健康に良いとされています。
しかし、症状が辛いなどの理由で軽い運動ができない場合は専門家に相談して治療を優先することをおすすめします。
2.湿布を貼る
坐骨神経痛に対して湿布を貼ることは、その場の症状を抑えることに対して効果を発揮します。
湿布に鎮痛作用のある成分を含む場合、その効果によって痛みが和らぎます。痛みが和らぐことで活動的に過ごすことができると、人間の回復力が高まるため、自然と症状が消えていくことにつながります。
しかし鎮痛作用も一時的なもの…。そして徐々に効かなくなるケースが多いです。
短期的には効果があると思いますが、もし湿布が欠かせない状態になっている場合は、ご自身で対処するのは限界かもしれません。
なるべく早く専門家による治療を受けられることをおすすめします。
3.痛み止めを飲む
痛み止めも湿布と同様、その場の症状を抑えることに対して効果を発揮します。
即効性がありますし、飲むだけなので手軽です。
しかし、鎮痛作用がある反面、末梢血管の血流を阻害してしまう可能性があります。
NSAIDs(ロキソニンなど)は血管の拡張を抑制する副作用があります。飲みすぎると胃が荒れるのもその一つです。
湿布と同様に短期的には効果がありますが、薬で症状を抑え続けるにも限界があります。
長期間の服用は避け、専門家による治療を受けられることをおすすめします。
まとめ
坐骨神経痛に対するアイシングは急性期には効果的ですが、慢性期には適していないことが多いです。症状の時期や原因によって、取るべき対処法はまったく違ってきます。
自己流で対処していると、症状が長引いたり、かえって悪化させてしまったりする危険性があります。特に「冷やすか温めるか」の判断を間違えると、痛みが強くなって日常生活にも大きな支障が出てしまいます。
つらい坐骨神経痛を早く改善して、また快適に過ごせるようになるためには、やはり専門家の力を借りるのが一番の近道です。あなたに合った最適な方法を提案してくれます。
もし今、坐骨神経痛で悩んでいるなら、一人で抱え込まずに信頼できる治療院を訪れてみてください。適切なタイミングで適切な治療を受けることが、症状改善への大きな一歩になります。
院情報
ユース鍼灸整骨院
・埼玉県さいたま市見沼区東大宮4丁目1−4 トライフォース 2F
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